《第3回こども消防士育成プロジェクト》

 令和2年10月17日(土)に姶良市消防本部にて、第3回こども消防士育成プロジェクトを実施し、姶良市在住の小学4年生~6年生の30名が参加しました。

    本プロジェクトのコンセプトは、「キャリア教育」「命の教育」「防災教育」「リーダー教育」であり、阪神淡路大震災・東日本大震災・熊本地震等の様々な災害が襲った「平成」から我々が学び、発展させてきたことを「令和」の時代を支える子供たちに、この災害等で得た知識・経験技術等を継承していくことが目的です。

 

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今回も6つの医療機関(鹿児島医療センター・米盛病院・鹿児島生協病院・霧島記念病院・今給黎総合病院・県立大島病院)及び鹿児島県栄養士会災害派遣チームが参加しました。また、新たな取り組みとして、薩摩独自の世代間システム、公に頼らない地域のリーダー育成が、今後の防災、災害発生時の活動の一助になるものと考え、8月に実施した姶良市ジュニアリーダー育成プロジェクト受講生も炊き出し訓練及び避難所運営訓練の指導者として参加しました。
 

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当日はあいにくの雨でしたが、午前の部は、消防本部にて消防・救助入門コースを実施し、バギー試乗や放水訓練及び煙体験等を行いました。昼食は、鹿児島県栄養士会災害派遣チーム及び姶良市ジュニアリーダーによる炊き出し訓練の講義・実食を行い、午後からは場所を加治木総合支所に移し、鹿児島県DMAT隊員及び姶良市ジュニアリーダーによる、エコー体験、BLS、トランシーバー実習、トリアージ訓練、ドクターカー展示、避難所運営訓練を行いました。タイトなスケジュールでしたが、子供たちにとっては充実した1日になったと思います。

今回は、姶良市教育委員会と共同し実施しましたが、今後も多職種連携事業に教育分野を加えることで連携の枠組みを広げ、より一層防災教育等に力を入れていきたいと思います。
 

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最後に、コロナ禍で世界的に沈んでいる状況で、今回のプロジェクトを楽しんでいる子供たちの笑顔から、我々大人がエネルギーを貰えたのも参加していただいた6医療機関及び栄養士会のお陰であります。誠にありがとうございました。この危機をALL鹿児島で乗り越えていきましょう!
 

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